キャロット、シルク、東サラ、ロード他数クラブで一口馬主をやってるS氏の出資馬を検討・応援するブログです。※このブログは筆者の2つの別のブログ「一口馬主コンシェルジュ」と「一口馬主歴20年Sの☆出資馬を応援するブログ」を一つにまとめたブログです。
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ディープインパクトとの配合で活躍馬が数多く出ている主な母父。
(母父)Storm Cat
父はダートのスピード馬。ディープインパクトとの配合で大物感のある活躍馬を多数輩出
[活躍馬]キズナ・ラキシス・サトノアラジン・リアルスティールなど
(母父)フレンチデピュティ
Deputy Ministerに繋がる系統でダートのスピード馬。フレンチデピュティ産駒はダートだけでなく芝の長い所もこなせる馬も数多く出ており重い芝を得意とするのでやはりパワーがあるのだろう。[活躍馬]ショウナンパンドラ・マカヒキ・ウリウリなど
(母父)クロフネ
クロフネの父がフレンチデピュティなので当然フレンチデピュティと同じくパワーを有する産駒を出しやすい種牡馬。[活躍馬]ステファノス・シャイニングレイ(出資馬)など
(母父)デインヒル
デインヒル産駒は造りのゆったりした馬格とパワーのある子が多く日本の軽い芝にも対応できるのが特徴。
[活躍馬]フィエロ・レッドキングダムなど
(母父)ブライアンズタイム
当初は相性が良くないと言われていたが最近活躍馬が出て来た配合。ブライアンズタイムが悪くでると硬くなるが良く出るとパワーが伝わる。
[活躍]ディーマジェスティ・モンドインテロ(出資馬)・ゼーヴィントなど
(母父)Unbridled
父はミスタープロスペクター系でダートのスピード馬。同じくUnbridled産駒である種牡馬Unbridled's Songからもダノンプラチナなどが出ている。
[活躍馬]ダノンバラード・ダコールなど
走るディープインパクト産駒の母父の傾向を調べてみました。ディープインパクト産駒、獲得賞金トップ3位(2016/8現在)の馬の配合を見てみると
1位 ジェンティルドンナ(母父)Bertolini・・・Danzig系
2位 シュウナンパンドラ(母父)フレンチデピュティ
3位 キズナ(母父)Storm Cat
となっています。
1位のジェンティルドンナのBertoliniはサンプルも少なく、かつ母父というよりも母ドナブリーニの子出しの優秀さが影響している感じですが、2位の母父フレンチデピュティ、3位の母父Storm Catは走るディープインパクト産駒を多数輩出しており成功パターンの一つになってます。
両者に共通して言えるのはアメリカのダート血統で比較的、馬格のあるしっかりした馬体の産駒を輩出する種牡馬です。
ディープインパクト産駒は優れた運動神経と柔軟性を有しますが同時に体の小さい馬も多いですから、母父から「パワーと馬格を補うような配合」というのが一つの成功パターンと言えそうです。
獲得賞金4位以下の活躍馬を見てもこのような配合の馬に活躍馬が多数見られます。
ヨーロッパ血統の母父の場合でもデインヒルやCaerleonのような比較的しっかりとした馬格を有するパワーのある子を輩出する母父の方が良い傾向にあります。
ただし何故か大種牡馬Kingmamboとの配合ではまだ大物といえる馬が出て来てません。Kingmamboの子エルコンドルパサーとの配合ではマリアライトなどの活躍馬も出て来ましたから今後Kingmamboとの配合からも大物が出て来てもおかしくはないですが現段階ではあまり相性が良い配合とは言えません。
同じ「パワー」でも、洋芝に対応するようなヨーロッパ系統のパワーよりもアメリカ系統の力のいるダートに対応するパワーの方がやや相性が良いと言えそうです。
まとめると、走るディープインパクト産駒の母父の傾向は「ディープインパクトの優れた運動神経と柔軟性を引き継ぎ、母父から馬格とパワーを補う配合」が成功パターンの一つという事が言えそうです。
運動神経や柔軟性といった部分は主に「筋肉」に関わりますし、馬格やパワーといった部分は「骨格」や「馬体」が主に関わりますから、「筋肉」はディープインパクト似、「馬体」はしっかりとした馬格を有する母父似、とざっくり覚えとも良いかと思います。
次の記事では、ディープインパクトとの配合で活躍馬が数多く出ている母父をまとめてみます。
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